今日は「運動会のお弁当」についてのお話と作り方の解説です。
秋の風物詩だった保育園・幼稚園・小・中学校の「運動会」、最近は5月や夏休み前に行う所が増えているみたいですね。
その一番の理由は熱中症対策になります。
地区や市の運動会・敬老運動会など秋に集中しているので、一度に毎週行うより、分散させてもいいかも知れません。
季節が違えば、当然お弁当の食材・中身も変わってきます。
料理サイト「Cookpad・クックパッド」を見てみると、お弁当の内容も随分様変わりしているようです。
幼稚園・保育園から小学校、中学校(高校)まで続く運動会のお弁当づくりですが、忙しいお母さんにとっては毎回大変な負担になっていませんか?
せっかく作ったのに、雨で延期!また次の日も朝早く起きて、、、なんて目のくらむような経験をされた方も1回くらいはあるのではないでしょうか?
最近はそんな大変なお弁当作りを避けて、仕出しのお弁当で済ませる家庭が増えているみたいですね。
でも、どんなにきれいでおいしくても、手作りのお母さんのお弁当に勝るものはありません。
お弁当作りを負担に思っているお母さん、子育ての大変な時期はあっという間に過ぎてしまいます。
そんな大事な時期だからこそ、少々見栄えが悪くても、お弁当に愛情をいっぱい詰めて、わが子を応援しましょう。
大変だけど、この無償の行為が記憶に残り、将来のお子さんの食事作りのヒントとなるでしょう。
さて先程のCookpadなど、どんどん進化していくお弁当を見てしまうと、あまりの出来栄えに「これ私には無理無理」「とてもこんなセンスも時間もないわ」と逆に滅入ってしまうお母さんもいるかも知れませんね。
そんなお弁当づくりが少し苦手なお母さんでも、料理の段取りとアイデア次第で開けてビックリおしゃれで、家族みんなに喜ばれるお弁当が作れちゃいます!
今日は「運動会のお弁当」をできるだけ簡単な作り方で、子供に一番人気の「定番の唐揚げ」から、当日慌てない「前日作リ置きの副菜レシピ」、おしゃれに変身させる「詰め方テクニック」、おじいちゃん、おばあちゃんもうれしい「簡単煮物レシピ」まで、作り方の写真つきで盛りだくさんで紹介していきます。
運動会のお弁当 定番のおかずといえば 鶏の唐揚げ
鶏肉は持久力を持続させますので、走り回る運動会には栄養面からも欠かすことができない食材になります。
簡単にできる 唐揚げのおすすめレシピ
唐揚げは、しょうゆ、酒、みりん…など調味料の分量も迷うところですが、塩こうじを使えば、失敗なしの美味しい唐揚げができます。
★塩こうじの唐揚げ
塩こうじの唐揚げ:材料 (5~6人分)
•鶏もも肉 3枚(800gぐらい)
•塩こうじ 大さじ3
•片栗粉 大さじ2ぐらい
•フリーザーバックなどビニール袋
塩こうじの唐揚げの作り方
1.鶏もも肉を適当な大きさにカットします。
2.フリーザーバックにお肉と塩こうじを加えて、揉みます。
3.冷蔵庫で、2時間ぐらい寝かせます。
4.片栗粉を袋の中に入れて、手で揉まずに、袋の上を持ち、シャカシャカとシェイクします。余分な片栗粉は軽く袋の中で落とします。
5.揚げる温度は180℃ぐらい。充分に温度が上げってから入れます。
6.1分程触らないで放置し、コンロの火を弱め少し温度を下げて空気を入れるように裏返しながら4分程揚げます。再度温度を上げて1分、からっと揚げると中はジューシーで外がカリカリの唐揚げの出来上がりです。
★食欲そそる!スパイシーな唐揚げ
運動会は子供たちにとって長い一日になります。
行進・開会式に始まり、徒競走、ダンス、団技など走り回らなければいけません。
そんな子供たちの体力を持続させるためにも唐揚げは必要不可欠なおかずになります。
スパイシーな唐揚げ:材料 (5~6人分)
•鶏もも肉 3枚(800gぐらい)
•はちみつ 大さじ1
•市販の唐揚げ粉 分量通り
•カレー粉 小さじ2
•フリーザーバックなどビニール袋
スパイシーな唐揚げの作り方
1.鶏もも肉を適当な大きさにカットします。
2.フリーザーバックにお肉とはちみつを加えて、揉みます。
3.唐揚げ粉、カレー粉をそれぞれ加えて、再度 揉み込みます。
4.室温で20分、冷蔵庫でしたら、1時間ぐらい寝かせ置きます。
5.揚げ温度は初めに180℃ぐらいに充分温度が上げってから入れます。
6.1分程触らないで放置し、少し温度を下げて空気を入れるように裏返しながら4分程揚げます。再度、温度を上げて1分、からっと揚げて出来上がりです。
揚げるのが面倒ならば・・オーブンにおまかせチキンレシピ
朝から揚げ物は大変…という時は、前の晩に漬け込んで、オーブングリルで焼くだけで出来るスティックチキンがおすすめです。
スティックチキンの材料 (5~6人分)
•鶏の手羽元 10本
•しょうゆ 大さじ2
•はちみつ 小さじ2
•みりん 大さじ1
•酒 大さじ1
•フリーザーバックなどビニール袋
スティックチキンの作り方
1.フリーザーバックにお肉と調味料を全て加えて揉みます。冷蔵庫で一晩置きます。
2.160℃のオーブンで25分~30分ぐらい焼きます。
(オーブンによって温度が変わるので、焦げないように調整してください)
3.ホイルで持ち手をくるっと巻いて出来上がりです。
暑いから揚げ物はちょっと・・の時にはお酢の力を借りましょう
鶏のカラフル南蛮漬け:材料 (5~6人分)
•鶏もも肉 800g
•パプリカ 赤 1個
•パプリカ 黄 1個
•ピーマン 2個
•しょうゆ 酒 各大さじ2 (鶏肉の下味)
•薄口しょうゆ カップ1/4
•みりん カップ1/4
•酢 大さじ1
•水 カップ1
鶏のカラフル南蛮漬けの作り方
1.鶏肉は、下味をつけて10分程おきます。
2.調味料と水を合わせておきます。
3.パブリカ、ピーマンは一口大に切り、水気をふき160℃の油で1分程揚げて、取り出してすぐに調味料に漬けます。
4.下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶして、180℃の油で5分程揚げてから取り出し、すぐに調味料に漬けます。
5.あら熱が取れたら、汁を切って盛り付けます。
運動会のお弁当がおしゃれに変身!詰め方テクニック
子どもが歓声をあげるお弁当を作りましょう
フタを開けた時のはっきりした彩りが大切です。
色々なアイデアで、子どもさんを喜ばせましょう。
カラフル食材を使ったアレンジレシピ
★おしゃれで簡単コンソメゼリー
コンソメゼリー:材料 (90ml カップ 6個分)
•ミニトマト 4個
•きゅうり 1本
•冷凍の枝豆 大さじ4
•コンソメ 1個
•塩小さじ 1/2
•はちみつ 小さじ1
•粉かんてん 小さじ4
•水 500ml
•透明のフタつきプラスチックカップ 6個
1.ミニトマト、きゅうりは小さく切ります。枝豆はカラから出しておきます。
2.鍋に水とコンソメを煮立ててコンソメスープを作り、粉かんてんを少しずつ加えて完全に溶かします。
3.カップに刻んだミニトマト、きゅうり、枝豆を入れておき、50℃ぐらいに冷ましたコンソメスープを注ぎ、冷蔵庫で冷やし固めます。
冷凍したフルーツなどと一緒に盛り付けると、保冷の役割にもなり、おしゃれになります。
室温程度では溶けませんが、炎天下では保冷剤などを利用してくださいね!
★簡単かぼちゃサラダ
簡単かぼちゃサラダ:材料 (5~6人分)
•かぼちゃ 1/8個
•ツナ缶 1缶
•酢 小さじ1
•マヨネーズ 大さじ1~2
1.かぼちゃは、薄く切ってラップをしてから、600wのレンジで3分半~5分程加熱してからつぶします。
2.冷めてから、ツナ缶、酢、マヨネーズを加えます。
型抜きカラフル野菜を、ポイントに使う詰め方
型で抜いたにんじんや、いんげん、アスパラ、ブロッコリー、ミニトマトなど色のはっきりした野菜を使うだけで、お弁当がおしゃれになります。
花形の型抜きで抜いたにんじんをポイントにしました。
ミニトマトをポイントにして、アスパラ、いんげんを仕切りにしました。
赤、黄、緑など、食材の色がはっきりした詰め方をすると、まとまりやすくなります。
色付きのピックや、つまようじ をつける
色つきのピックをつけるだけで可愛くなり、子供たちは思わず手を伸ばしたくなります。
当日あわてない!前日作り置きの副菜レシピ
幼稚園で盛り上がる 手書き似顔絵&メッセージのおにぎり
手描きができるシールを用意して、似顔絵や、メッセージを書いて用意しておきます。
当日は、いつものおにぎりをおにぎりシートで巻き、シールを張りつけて出来上がりです!
メッセージのおにぎりの材料
•おにぎり
•おにぎりシートまたはラップ
•手書きができる無地のシール
前日に作って、冷蔵庫で保存できる 簡単レシピをご紹介します
★なすの揚げ浸し
なすの揚げ浸し:材料 (5~6人分)
•なす 2本
•薄口しょうゆ カップ1/4
•みりん カップ1/4
•酢 大さじ1
•水 カップ1
なすの揚げ浸しの作り方
なすは、へたを取り、2センチぐらいに切ります。
調味料をすべて合わせておきます。
なすを、160℃ぐらいでカラっと揚げてからすぐに調味料に漬けます。
あら熱が取れたら、冷蔵庫で冷やして当日は汁気をよく切り、仕切りなどをして
盛りけます。
★カラフル野菜の酢漬け
カラフル野菜の酢漬け:材料 (5~6人分)
•かぶ 2個
•きゅうり 1本
•にんじん 1/2本
•塩 小さじ2
•水 カップ1
•かんたん酢 大さじ2
カラフル野菜の酢漬けの作り方
1.かぶ、きゅうり、にんじんはそれぞれスライサーで輪切りに薄くスライスします。
2.塩水を作り、つけてしばらく置き、しんなりしたら、水気をよく絞ります。
3.フリーザーバックにかんたん酢を入れて、水気を切った野菜を加えて軽く
もみます。冷蔵庫で保存します。当日は、水気を切って仕切りをしてから 盛り付けます。
フライドさつまいも:材料 (5~6人分)
•さつまいも 2本
•サラダ油
•塩
フライドさつまいもの作り方
1.さつまいもは、2cmぐらいの輪切りにして、ピュラーなどでしましまに
皮をむき、ラップをして、レンジ600wで3分半加熱します。
2.180℃の油で2分揚げます。
3.冷めたら、キッチンペーパーを敷いたタッパーに並べて冷蔵庫で保存します。
4.当日は、ホイルを敷いたオーブントースターなどで、カラっと加熱して塩を振り冷めたら盛り付けます。
※ 揚げたては美味しいです。油で揚げる前の下準備だけして、冷蔵庫で保存して当日、揚げるだけにしても、あわてずにできますよ!
おじいちゃん、おばあちゃんも喜ぶ 簡単煮物レシピ
市販の調味料を使って簡単煮物 レシピ
★エビと根菜の簡単 煮物
エビと根菜の簡単 煮物:材料 (5~6人分)
•エビ 6尾
•れんこん 1個
•ごぼう 1本
•さやえんどう 1袋
•だしつゆ カップ1/2(3倍濃縮の場合)
•水 カップ1と1/2カップ
•生姜 1かけ
1.れんこんは、皮をむき1センチぐらいの輪切りにして、少しの酢を加えた酢水に
つけ、ごぼうは3センチぐらいに切って水にさらしておきます。
2.れんこん、ごぼうは600wレンジで2~3分程加熱して、軽く火を通しておきます。
3.だしつゆを、濃縮度によって水で割り、薄切りにした生姜を加えます。
4.煮立ったらまずエビを入れて、弱火で煮ます。
5.エビを取り出して、れんこん、ごぼうを煮ます。
6.いんげんは、600wレンジで1分半程、加熱して水にさらして色止めします。
7.煮物が冷めてから、煮汁をよく切ってから盛り付けます。
★サバ缶詰めの 梅干し煮
疲労回復には梅干しやレモンのクエン酸が最適です。
手軽にサバの缶詰めに梅干しを加え煮るだけです。
材料(5~6人分)
•サバの味噌煮 缶詰 2缶
•梅干し 3個
•酒 大さじ1
作り方
鍋に、サバ缶詰、酒、梅干しを潰して加えます。あら熱が取れたら、冷蔵庫で保存します。当日は、レンジで加熱してから盛りつけます。
おわりに
以上、「定番の唐揚げ」、「前日作リ置きの副菜レシピ」、「詰め方テクニック」、「簡単煮物レシピ」の作り方、いかがだったでしょうか?
ちょっとしたアイデアで、お弁当作りは楽しくもなり、おしゃれに大変身します。
最近は仕出しのお弁当で済ませる家庭が増えていますが、子育ての大変な時期はあっという間に過ぎてしまいます。
そんな大事な時期だからこそ、お弁当に愛情をいっぱい詰めて、わが子を応援しましょう。
ママの作ってくれたお弁当ならば、ぜったいに 嬉しくて笑顔になってハッスルすること間違いありません。
当日は、いいお天気に恵まれますように!
お忙しい中最後までお読みいただきありがとうございます。尚、他の記事も是非ご覧いただけるとありがたいです!